Plastic Tree+年末公演〜水曜スペシャル・木曜スペシャル〜@TDCホール

Plastic Tree@TDCホール
「年末公演〜木曜スペシャル〜」

雪があまり降らないところに住んでいるので、雪ってなんだかトクベツで、
冬が好きな理由のひとつです。

会場に向かう新幹線の中で雪景色を見て、雪、触りたいなぁって。


SEはいつものマイブラ、
1曲目は「1999」でした。

からからと廻る、大きさの違ういつくかの輪の映像。
ひとつにだけ、ハムスターが廻ってる。

理由を知ってか、知らずか、ただただ、意味なく繰り返す事象。
ヒトから見たら、せつなく感じても、
当事者にとっては、それが幸せなことかもしれないです。
この曲を聴くと、そんな感情と、ハムスターを思い浮かべるようになりました。


MCでもゆっていたんだけど、セットリストは新旧織り交ぜた自由な感じでした。
プラの全部がどうにも大好きなので何が聴けても嬉しいんだけれど、
思わぬ「存在理由」にびっくりしました。
もう10年くらい前の曲なのかな…なのに、今もかっこいいし、今のプラにも合うというのが、プラの強みだと思います。
ずっと、やっていることの根本がブレていないから、普通にライブのセトリに織り込んだりもできる。
そして、ずっといつも好きになる。いつもそのときがいちばん好きなバンドです。

Cメロのところで、
竜太郎さんは左手で上からギターのネックを押さえつけるように掴んでいて、
震えるように歌いながら少しにやりと笑ってました。
ぞくぞくするくらいかっこよかったです。
こういう魅せ方できるから竜太郎さんはずるい。ずるいずるい。


「絶望の丘」とか「蒼い鳥」もやってくれたことが嬉しかったです。
聴きながら、今年はなんとなく、絶望の丘みたいな雰囲気だったなぁって、思いました。
絶望とかタイトルについてるけど、悲しい歌ではないと、いつからかふと気づきました。
 目覚めたら願いが叶って 泣いたまま笑った 絶望の丘で立ちつくす。
願いが叶うことと、絶望は、ちょっと似ています。
終わることと、開放感も、ちょっと似ている。


「冬の海は遊泳禁止で」のときに、空から白いものが落ちてきました。
わあ、雪だ…。
自分や周りの人たちの髪についたのがそのまま積もってたりしたから、
綿かな?なんだろう?って、触ってみたら、冷たく溶けました。
…!雪だ!
顔についても感触は冷たくて、消えて…雪だ!
今まで紙とか綿の雪はプラでも観たことがあったけど、
消える雪は初めてだったから、なになに?って、不思議で楽しくなってしまって、
手を出して触れたくて触れたくて。
あー雪だー。
行きの新幹線で、雪、触りたいなぁってついったーにつぶやいたのが、叶いました。
実際の見た目は、雪というより泡なんだけど、でも触れるとなくなるの。
あれはお水だけでできてるのかな?不思議でした。

2番のBメロを歌う竜太郎さんは、やっぱりマイクを両手で抱え込むようにしていて、
この姿が大好きだったと思い出しました。
すごく色っぽくて、せつなくて、ちょっとサディスティックで。
「笑っちゃうくらい 動きたくない ここ以外 行くあてもないんだけど」

お席が、3列目のほぼセンターといういい位置だったので、
こうして雪が降る中でライブを観ることができました。


後半では「秘密のカーニバル」のときに、いろんな色の大きなバルーンが会場にいくつか出てきました。
完全に油断してたんで、後ろ見たらでかいものが飛んできてすごいびっくりしました。
えぇぇわああ!こんなの、なにー!って。
曲の雰囲気もあって、なんだかすごく愉快な楽しい気分になってしまって、
遊園地にでも居るみたいな気持ちっていうのかな。
無条件に楽しくて、ぱーんて理性とかはじけちゃって、ここは夢の国?ってなりました。
笑顔がとまらなくなって、バルーン触りたくてわーわー手をあげてみたり、
曲に合わせて踊って、メンバーさんもバルーンを触りたそうにきゃっきゃしてて。
アキラさんがギターのネックではじいてもなんともなかったバルーンが、
竜太郎さんのひと蹴りで割れましたよさすがですね有村最強(笑)

もーほんっと、夢の世界。
今までたぶん百回とか東京方面に来てるんだけど、未だにディズニーランドには行ったことがなくて(笑)
でも、やっぱりどんなにそこが素晴らしい空間であろうと、
世界一自分にぴったり自分の全部があって全部で居られる場所って、ここだと思いました。
こんな風に楽しい嬉しい幸せな気持ちもあって、
だけどちゃんと、
切なくて苦しくて、悲しい気持ちさえもここにはある。
呼吸するみたいに、ただ生きていくように、存在している場所。
それが、トクベツ。ずっといつもトクベツです。
あたしには、それがとても大切です。


プラの年末公演は、毎年2部構成になっていて、
合間に映像のコーナーがあります。
ドラマ仕立てだったり何かのパロディだったり…。

今年はライブのタイトルは「木曜スペシャル」ということで、
映像やツアーグッズは「長谷川正探検隊」(かわぐちひろし?だったっけ?のぱくり)でした。
↑これ…彼らと年齢の近いあたしでもうろ覚え的なネタなのに…(笑)

映像は今年も面白かったです。
コスプレ(探検隊)のかわいらしさ、演技のわざとらしさ、ロケ地や演出のチープさ、完璧でございます(笑)
プラはわりとちゃんとしたロックバンドなんですけど(笑)こういうこともできるから楽しいです。


2部は「cell」からでした。
どの曲もそうなんだけど、比較的エモーショナルなタイプの曲が多かった気がします。
何度も胸をえぐられるような、息が詰まるような気持ちになりました。
プラの演奏って、頭が真っ白になるほど外側から自分の中を掻き回されて、
ぐるぐる渦巻くような感覚になることがあります。
音がでかいとか音を重ねるとか派手なアレンジとか、そういう演奏は他のバンドのほうが聴けたりするんだけど、プラの渦巻かされるあの感じはなんだろうか。


中盤は、さっき書いたバルーンの演出とかもあってハッピーな空気になって。
「うわのそら」も嬉しかったです。
歌詞は明るくはないとおもうんだけど、なぜかニコニコしてしまう大好きな曲です。
うわのそら〜秘密のカーニバルって、正さんゾーンですね。
正さんの歌詞って、
ある意味竜太郎さんよりも、プラに近い世界観ていうのかな…
メルヘンでせつなくてかわいくて、残酷だったりおかしかったりもする、物語を感じます。
なのに、日常風景が浮かぶっていう。まるで普通に町を散歩しているような優しい感覚。

ドラムがすごく好きな曲なので、わくわくリズムに乗ってたんだけれど、
ケンケンはあんまり遊び(というか、崩し?)を入れないんだなぁって。
2番のとこのタムまわしがなくて、少し物足りない感じがしました。
ササブチのドラムのそういうとこ好きだったから。
サイコガーデンも今までやってたことをなぜかやらなくなってました。
ケンケンにとっては新曲が多いライブでいっぱいいっぱいだったのかもしれないけど(笑)
MCでも「ハードル高いです」ってゆってました。
ケンケンらしさを出していってくれたらまたそれが楽しいです。


そしてザ・ナカヤマな「デュエット」がどうにもちょーかっこいい。
デュエット大好き。
入りのところで、センターに出てきて、最初はちょっとふざけてみたり笑ってて、
いざ弾くぞってなったときに、ぐっと鋭い視線になって構えるアキラさんまじイケメン。
ギター弾いてるアキラさんはほんっとにかっこいいです。

長い長いアウトロでは竜太郎さんもギターを持つんだけど、
演奏に加わる前に、ピックを口にくわえて、
アキラさんのほうを見てタイミングを伺いながら両腕をまくりあげる、
竜太郎さんはそういう一瞬一瞬の全ての姿が絵になる。
魅せること、観られることを常に意識して、常に有村竜太朗を演じてる(素だけど)というか。
めちゃくちゃかっこいいです。
そのあと一心不乱にギターをかき鳴らして、
こういうプラは、きっと、くらげしかなかなか知ることができないんだろうなぁとおもいます。
CDJでデュエットくらいやってもいいんじゃないかなぁ。
プラってこんななの?ってなるとおもうから。

そのあと、空気が一転して、「Sink」でした。
前日に演奏されたことを聞いて、じゃあ今日はやらないかなと思っていたから、
今日も聴けて嬉しかったです。
大切な、大好きな曲。
この間の月食を思い出して、初めて聴いたときを思い出して。
この16年を想う。

あたしにプラがなかったら。
確実に違う人生になっていて、それはそれできっと楽しくて幸せなこともあったんだろうけど、
こんな風に感情をかき乱されるような生き方をできることもまた、財産だと思います。
まだずっと一緒に居られるのならば、もっといっぱい、大切に大好きで居ます。これからも。

それで終わりかと思いきや、
本編最後は「アンドロメタモルフォーゼ」でした。
Sinkとアンドロメタモルフォーゼを繋いで聴けるなんて…ほとんど泣きそうでした。
何度も言うんだけど、この曲たちは、自分が死んだときに聴いてもらいたい曲で。
Sinkは、自分の生き方の気持ちに近いから、
アンドロメタモルフォーゼは、自分が想う愛のカタチに近いから。
誰かを、この世界を、こんな風に想えたら、って。

ぬいぐるみや人形が口をぱくぱくさせて歌いながら、
画面をぐるぐるまわって吸い込まれて落ちていくような映像。
シュールで、物悲しい世界観。
無条件の愛情のような、あたたかく優しい歌の世界。

こういうことを文章にしようとすることは無理だとおもいます。
あれは、きっと観ないと感じることはできないから。

涙は流さなくても、全身はもう泣いているような、身体中がざわざわするような感覚…そういうものがあります。

そして、曲の最後の長い長い渦巻くアウトロが終わったら、
映像が切り替わって、そこに星が散りばめられた宇宙になりました。
それで涙腺ちょっと壊れた。

メンバーさんがステージからさがっても放心していました。
アンコールを呼びたい…っておもうんだけど、
あれで声を出せっていうのは難しいと、いつもながらに思います。
声をあげたら、空気を変えてしまったら、いろんなものが崩れていきそうで。

みんな、溢れ出したり生み出したり気づかされた自分の感情に戸惑っているような、反芻して、ぐるぐる想いを整理したりして、
だけどプラ呼ばなきゃプラ大好きっていうあのカンジ。
静けさと、ざわざわと、現実が混ざるカンジ。
あのフロアの微妙な空気も嫌いじゃないです。
自分の心を落ち着かせようとすごく自分と闘ってるの(笑)。



アンコールは、出てくるのがだいぶ遅くて。
気持ちを切り替えられて助かります(笑)

そして出てきたら、プラのヒトたち、コスプレしてました(笑)
映像の中で着てた探検隊の格好で出てきてくれました。
彼ら、40歳前後の方々なんですけど、似合ってしまうのはいいことなのか…。
違和感ないくらい似合ってるんだけど、
竜太郎さんにも一応羞恥心的なものがあるのか、
「白いソックスって!変態じゃないですか!」ってお立ち台に足をどんっ!としてました。
白いソックス(女子高生がはくような)似合ってたお^^

正さんもこのときは白いソックスはいてたんだけど、
本編中は丈の短いパンツに短い靴下だったので、生足首が出てて、
それが細いこと細いこと…。そこばかり目に入ってました。
正さん、平べったいなぁとおもったけど(笑)、
でも、章人さんと同じくらいだ、ともおもって、
章人さんがそれくらい痩せてることを感じるという正さんの骨っぽさ基準(笑)

久しぶりに見た竜太郎さんの生ふくらはぎはとても白くていい筋肉でした。(変態)
竜太郎さんのカタチがほんと好きなんで…鑑賞物的な意味合いで(笑)
動作も含めて、あのヒトのカタチは芸術品です。
好きとかタイプとかそういうんじゃなくて(あ、いや好きです)竜太郎さんのことはずっと眺めてたいです。竜太郎さんを眺めるお仕事したい。

そんな格好でシビアな曲聴かされてもアレなんで(笑)、
アンコールは熱かったー。
puppet talkはハウスでやってほしい踊りたい曲なんだけど、
お隣の席の方もうずうずしてらしたのか、
途中からりえポンと3人でもう完全にモッシュしてました(笑)
くるくる廻って楽しかったー!
椅子にがんがん足ぶつけたから痣だらけです(笑)


2回目のアンコールは正さんが描かれた今回のTシャツをみんな着てました。
すごいグッズよね(笑)。

年末ということで、ひとりひとりからご挨拶もありました。
今年のプラさんは、ほんとうにいろいろあったので、感慨深さもひときわというか。
そもそも、年明けから竜太郎さんは入院していたし、
先がどうなるのかわからず、
ツアーが決行されることになったら、
そこに震災があり、変更をせざるを得なくもなり。
かとおもえば夏にはRIJFに出演できたり、
国技館もできたり、
いいこともいろいろあったはずなんだけれど。
竜太郎さんのご挨拶は、なんとなくネガティブでした。
大変なことが多かったけど、その中でもいいこともあった、というような言い方でした。
別に後ろ向きとかじゃなくて、大変だったのは本心で、最近は誰かや何かのために歌うようなことをしていても、昔からのそういう悲観的な考え方の部分は変わらないのかなぁって。
逆にらしくて、あたしはそういう竜太郎さんを信じられるし、やっぱりこのヒトの思考のいろいろがとても好きだと感じました。
そして、今年も変わらずにそこに居てくれた強さに、守られるでもなく頼らせてもらえる優しさに、心から感謝です。

あと、こんなに音楽に救われることがあるとは、自分でも思っていなかった、ってゆっていて。
竜太郎さんのそのMCを聴いたときに、
こんな一年だったからこそ、acalliが居てくれたらって、おもってしまって、速攻で打ち消して。
本音はそうおもっています。(気持ちは隠さない主義)
でも逆に、章人さんは、変わらずに居てくれたからこそ、あれを知る自分になら、できることがあるでしょう?とこちらから!っておもうことができた一年でした。
そういうのは、居てくれたままだったらなかった気持ちだったかもしれないから。
なくして気づかされ、生めた強さというか。

あたしは、音楽に救われたくなんかないってずっと意地をはってるんだけど(笑)
依存しちゃいそうだから、それは怖いことだから、そんな風に音楽を愛することはしたくないです。
結果的に救われてるんだけどさ(笑)、一応カタチとしてはね。
でも、今年は、4月になってプラのライブが観られたときに、変わらないものがあることを実感できて、安心を知れました。
音楽に救われてるというよりは、いつも以上にプラに救われてきた年でした。


12/29は、
一年の締めであり、
プラに出逢った日付で、
自分にとってはそれまでの何年かの締めでもあります。

2011年ありがとう。
16年間ありがとうございました。

最後の最後は、
「いやーなことはぜんぶー リセットーー!!」

複雑な気持ちも多少あったけれど、今年の最後にこういうライブが観られて良かったです。
来年もPlastic Treeのいる、Plastic Treeを好きなあたしの世界で、
楽しく過ごしていきたいです。



1999
理科室
内臓マイク

絶望の丘
存在理由
静脈

蒼い鳥
冬の海は遊泳禁止で

映像「長谷川正探検隊」

cell.
アイラビュー・ソー


うわのそら
秘密のカーニバル

デュエット

Sink
アンドロメタモルフォーゼ


怪物くん
puppet talk


サイコガーデン
リセット

Plastic Tree+Boo Xmas 11@新木場Studio Coast


中島卓偉+晩秋もReal Hot Rocks!〜This is my Winding〜LONG WAY@心斎橋BIG CAT


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